航空英語能力証明(ICAO ELP)は一度取れば終わり、ではありません。レベル4・5は有効期限があり、期限が来る前に更新(再判定)が必要です。レベル別の期限と、更新の手続き・対策をまとめます。
レベル別の有効期限
| レベル | 有効期限 | 更新 |
|---|---|---|
| レベル4 | 3年 | 必要(3年ごと) |
| レベル5 | 6年 | 必要(6年ごと) |
| レベル6 | 無期限 | 不要 |
これはICAOの基準に基づくもので、レベル4は3年、レベル5は6年ごとに再判定を受けます。レベル6(母語話者相当)に達すれば以降の更新は不要です。
更新は「実地試験」だけ
更新時に受けるのは実地試験(口述)のみです。学科試験は一度合格していれば、更新のたびに受け直す必要はありません。つまり更新のたびに準備すべきは、試験官との口述で評価される6項目——発音・語彙・構文・流暢さ・理解・応答——です。
いつ更新する?
- 有効期限の切れる前に、実地試験を受けて再判定を受けます。
- 航空局の実地試験は年6回・東京/大阪で実施。各試験日の約1ヶ月前が申込締切です(日程は受け方・申込方法を参照)。
- 所属航空会社の判定を受ける場合は、会社の制度・スケジュールに従います。
もし失効したら
有効期限が切れると、その証明では航空業務に必要な英語能力を満たしていない扱いになります。期限管理は自分の責任。期限の数ヶ月前から準備を始めるのが安全です。
更新を「レベルアップ」の機会に
更新は、同じレベルを維持するだけでなく上のレベルを狙うチャンスでもあります。レベル4を3年ごとに取り直し続けるより、レベル5(6年有効)やレベル6(無期限)を取れば、受験の頻度そのものが減ります。長期的にはそのほうが楽です。
更新対策
ブランクがあると口述はすぐ鈍ります。日頃から英語に触れ、期限前は実戦形式で仕上げましょう。実際の出題傾向は受験レポートで、写真描写・ATC・状況説明の練習はStudy Hubで対策できます。
よくある質問
Q. 更新のたびに学科もやり直す?
A. いいえ。学科は初回のみ。更新は実地試験だけです。
Q. レベル4は何年ごと?
A. 3年ごとに実地試験で再判定します。レベル5は6年、レベル6は無期限です。
まとめ
レベル4=3年、レベル5=6年、レベル6=無期限。更新は実地試験のみで、期限前の準備が肝心です。制度の全体像は航空英語能力証明 合格ガイドもどうぞ。