航空英語能力証明(ICAO ELP)は、パイロットが航空業務に必要な英語力を持つことを国が証明する国家資格です。この記事では、2026年度(令和8年度)の実地試験の日程・申込方法・受験の流れ・レベル別の有効期限までを、現役パイロットの視点でまとめます。

航空英語能力証明とは

国土交通省航空局が付与する国家資格で、ICAO(国際民間航空機関)が定める航空英語の運用能力を評価します。レベルは1〜6段階で、レベル4以上が航空業務に必要な水準とされています。制度全体の解説は航空英語能力証明 合格ガイドもあわせてご覧ください。

受験ルートは2つ

  1. 国土交通省航空局の試験 … 外国免許からの書き換え、自家用・事業用など、所属航空会社の判定を受けない方はこちら。年6回、東京・大阪で実施されます。
  2. 指定航空英語能力判定航空運送事業者による判定日本航空・全日空などが、自社所属パイロットを社内で判定します。所属会社の制度に従います。

受験の流れ

【2026年度・令和8年度】航空局 実地試験の実施予定日

試験日(東京/大阪)申込締切(必着)
4/15(東)・4/16(大)3/13(金)
6/17(東)・6/18(大)5/15(金)
8/19(東)・8/20(大)7/15(水)
10/21(東)・10/22(大)9/15(火)
12/16(東)・12/17(大)11/13(金)
翌2/17(東)・2/18(大)1/15(金)

※受験希望者数により、希望日に添えない場合があります。最新の日程は必ず国土交通省の公式ページでご確認ください。

申込先・問い合わせ

〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
国土交通省 航空局 安全部 安全政策課 航空英語証明係
TEL:03-5253-8111(内線50115)

レベルと有効期限

レベル有効期限
レベル43年
レベル56年
レベル6無期限

レベル4・5は、期限が来る前に実地試験による再判定(更新)が必要です。学科試験は一度合格していれば、更新時に受け直す必要はありません。

合格のための対策

実地試験(口述)は、実際の場面を英語で描写し、試験官の質問に応答する練習が効果的です。まずは受験者のリアルな試験レポートで出題傾向をつかみ、Study Hubの絵の描写・ATC通信シナリオで本番を想定した練習を重ねましょう。

よくある質問

Q. 学科試験は更新のたびに受け直しますか?
A. いいえ。学科試験は一度合格すれば、以降の更新時は実地試験のみで判定を受けられます。

Q. JAL・ANA所属でも航空局の試験を受けますか?
A. 通常は所属会社(指定判定事業者)の判定を受けます。外国免許からの書き換えなど、会社の判定を受けない場合に航空局の試験を利用します。

Q. レベル4は何年ごとに更新ですか?
A. 3年ごとに、実地試験で再判定を受けます。

Q. 申込はいつまでですか?
A. 各試験日の約1ヶ月前が締切(必着)です。上の日程表でご確認ください。

まとめ

航空英語能力証明は、①学科試験(初回のみ)→②実地試験(口述・更新もこちら)の流れで取得します。所属会社の判定を受けない方は、航空局の年6回・東京/大阪の試験を、約1ヶ月前までに申し込みましょう。実地試験の対策には、合格ガイド試験レポートをぜひ活用してください。